聖なる呼吸 ヨガのルーツに出会う旅

試写にて感想。「ヨガとは?」という好奇心と共にドイツのヤン・シュミット=ガレ監督が“近代ヨガの父”と呼ばれるティルマライ・クリシュナマチャリア(1888-1989)の薫陶を受けた高弟や子女を南インドに訪ね自らヨガを学びつつ、世界に広まったヨガのルーツにせまるドキュメンタリー。以前見た「永遠のヨギー ヨガをめぐる奇跡の旅」が世界にヨガを広めたというパラマハンサ・ヨガナンダ(1893-1952)のドキュメンタリーだったので両者にはどういう関係が?と思ってしまったんですが、あとからちょっと検索などしてみると本作の主人公は近代ヨガの父、「永遠のヨギー」のほうは西洋ヨガの父だそうで、どちらもヨガの偉人でありつつ前者は古典ヨガを研究し現代によみがえらせた呼吸法とアーサナ(いわゆるポーズ)の宗師、後者はよりスピリチュアルな瞑想法の第一人者ということのようです…というくらいのヨガ初心者なため誤認がありましたらすみません、ともあれ自分も万年しろーとながら瞑想系や呼吸法をちょっとかじってきたのでいろいろ参考になり勉強になりました。映画もまたいい意味で初心者らしい探究心とトライアル感満載の取材旅行記となっており、アクロバティックなアーサナの映像につい目がテンになりながらもそれは手段であり大事なのはヨガを通じて“身体的健康”“精神的健康”“集中力”を磨くことなのだという部分で個人的にはホッとしたというか納得できた(ような気がした)のでした。
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