希望の樹

先日「現代ヨーロッパ映画(その1)−移民・難民・越境・辺境・マイノリティ―」にて鑑賞。ロシア革命前のグルジア(現ジョージア)の山村でムラ社会の因習におしつぶされていく恋人たちの物語。民間伝承的な滑稽味や寓話性とニッポンを含め世界各地に今もいろんなかたちで根強くあり続ける共同体のオキテの残酷さの向こうに無言の祈りが流れているような哀しくも美しい77年作品。
今回気になる作品がいろいろあったのに3本見たのみでちょっと後悔中ですがまた今後こうした特集上映は切り口を変えつつ開催されると思うので期待しつつ待つとします。