神のゆらぎ

昨日試写にて鑑賞。輸血すれば助かる命が刻一刻と死に近づいていくのを受け入れるしかないエホバの証人の信者である本人と恋人と家族を中心に、飛行機墜落事故のただ一人の生き残り、老齢の不倫男女、アル中の妻とギャンブル中毒の夫、カネのために麻薬を密輸した男といった複数の人間模様が交錯する信仰と生死と運命の群像劇。時間軸がいったりきたりするのでちょっと混乱しかけましたが全容が見えてくるにつれ“神の存在・不在”への問いかけがずっしりと…。前知識はグザヴィエ・ドランが出演を熱望、ということのみだったので「エレファント・ソング」のように彼が主役かと思ったら、主役の1人でありつつもむしろ主人公といっていいのはその婚約者(Marilyn Castonguayという女優さん。印象的)でした。「Mommy/マミー」のマミー、アンヌ・ドルヴァルも出演。原題は奇跡を意味する「MIRACULUM」。
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