マイケル・ムーアの世界侵略のススメ

日劇場にて鑑賞。アメリカの社会問題に突撃取材で切り込んできたご存じマイケル・ムーアが今回はアメリカにないものを奪って来るため世界各地へ突撃侵攻…。というわけでたとえばイタリアからは年間8週間の有給制度を、フランスからはフルコースの給食を供する食育制度をアメリカにタダで持ち帰ってしまおうというすこぶる啓蒙的でブラックユーモアに満ちたカルチャーショック・ドキュメンタリー。なんだか見ているうちにアメリカもやばいけどニッポンもいろいろダメじゃんと思いつつ(銃社会でないのはまちがいなく救いだけど)、最終的にはそれなりに楽観的な気分になれる作りでホッとした。国家経済を破綻させた元凶の銀行マン数十人を根こそぎ有罪にしたアイスランドのパートが個人的には一番面白くて、予期せぬタイミングでのジャック・ブラックネタにも爆笑。
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