ウィークエンド・チャンピオン 〜モンテカルロ1971〜

昨日試写にて鑑賞。
伝説的F1レーサー、ジャッキー・スチュワートと親友のロマン・ポランスキーが1971年のモナコ・グランプリで共に過ごした週末の様子を追ったオリジナルの映像に、40年ぶりに再会した2人が当時を回想しつつ語り合う新たな映像を加えたドキュメンタリー。72年にベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映された後、一般公開されなかったそうで、モーターレースについてはドしろーとな自分でも、よくぞ発掘されて新たに日の目を見たものだという感慨をおぼえる1本。若き日のモナコ王妃グレース・ケリーが何度か登場するのも貴重だし、たまたま自分が昨年モナコに1泊だけですが行ったので見覚えのある眺めが40年前とそんなに違っていないのにちょっと驚いたり。そして、過去のレースドライバーがいかに死亡率が高かったか、それを防ぐための安全策がジャッキー・スチュワートをはじめ関係者の努力でどう進歩してきたかという時代の流れに加え、この40年の間にポランスキーもあんな事件やこんな事件があって今日に至っていることを思うと、とにかく元気で40年後に同じモナコの同じホテルの同じ部屋で旧交を温める2人の姿がつくづくと、しみじみと嬉しい。
公式サイトは現時点でまだトップページのようですがこちら