大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院

昨日試写にて鑑賞。
最近見た「イーダ」をはじめ、修道院が直接的もしくは間接的に描かれた映画はそれなりに見ているように思うのですが、その禁欲的な生活と深い信仰のありように、たまさかハッとするほどのシンパシーを感じたりもするものの基本的には遠い世界のことに見えていた(こちらが凡人ていうだけのことですが)のに比して、今回はかつてないほど身近に思える部分があって不思議な気分に。監督が修道院に撮影のオファーをしてから16年後に許可が下りたという製作背景も含めていくつもの運命的もしくは必然的な縁の深さと、いつの時代かわからないような悠久な感覚の中にしばしば思いがけない笑いや現代性、人間味ものぞく、すばらしく美しく静かな得難いドキュメンタリー。
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