李小龍(ブルース・リー) マイブラザー

あの日から24年目だったり、サッカーの試合があったりの本日、試写にて観賞。2年以上前の作品ですがようやくの初見でした。
ブルース・リーものの劇映画はリンダ未亡人や娘のシャノン小姐、あるいはジークンドーの弟子たち、香港に凱旋帰国してからの仕事仲間の証言に拠る系の作品が多いと思いますが、本作は実弟ロバート・リーが製作にかかわった“我が兄の記憶”であり、リンダさんや弟子たちが出会う前のブルース・リーアメリカ留学前の“香港での少年〜青年時代”が描かれているところが大きな特徴。ストーリー運びやカメラワークなど映画そのものとしてもよく出来ており、香港の古い街並みとかのセットも(既視感はありつつ)随所で目に心地よく、特にオールディーズな香港映画に反応する人なら石堅、曹達華、楚帆、馮峰と馮寶寶といった往年の名優・名監督がぞろぞろ出てくるのが(扮している現代のキャストの顔ぶれも込みで)いちいち楽しくてニヤニヤ笑いがとまらないことになるかと。香港だけでなく中国から張一山や宋佳といったキャストが参加していたりエンドクレジットで感謝されている1人に黄渤の名を見つけたり(本作とどういう関わりだったのかしら)等々、製作背景にも興味わきまくりでした。錢嘉樂がつけたアクションがまたさすがのクオリティで終盤の高い屋根からの落っこちなんか思わずおおスゲーと身を乗り出しそうに…(まさか錢嘉樂が自分で落っこちてたり…してないよね^^;)。
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