PS - I 黄金の河

オンライン試写にて。巨匠マニラトナム監督、音楽A.R.ラフマーン、主演のヴィクラム、アイシュワリヤー・ラーイ錚々たる顔ぶれで送る壮大な歴史絵巻の前編。10世紀に実在したというチョーラ王朝を舞台とするベストセラー小説「ポンニ河の息子」の満を持しての映画化で、原作のことも歴史もわかってない自分ゆえ王家をゆるがす権謀術数の背景や敵味方入り乱れる人物相関図がそこそこ頭に入ってくるまでにいささか時間がかかってしまいましたが中国の大作時代劇(王朝の陰謀系)とも通じるスリル感とスケール感にわくわく。大女優アイシュワリヤー・ライの相変わらずの美しさとゴージャスさに加えミステリアスで復讐の女神的な存在感が絶品、「囚人ディリ」とうってかわって陽キャ全開なカールティのトリックスター的魅力にもちょっと惚れた。肝心の(というか一番の主役というか)ヴィクラムの本領発揮的見せ場は後編で一気に来るのかな、わからんですがたぶん。それはともあれ、早く見たくてオンラインで見ちゃいましたがもちろん劇場の大スクリーンで見るべき大作。公開は5月17日。第二部「PS2 大いなる船出」も6月14日公開とのことで「バーフバリ」ほど首を長くしないで済むのはありがたいです。

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