こと原題も「WOMEN TALKING」。2010年（!!）、前時代的な暮らしを送るキリスト教一派の村で起きた連続レイプ事件をきっかけに、男たちの所有物だったことに気づいた女たちが彼らを赦すか、闘うか、村を出ていくかの３つの選択について話し合う。タイトル通り女性たちがまさに話し合って話し合って話しつくした末の結論とは。。先のオスカーでサラ・ポーリー監督（脚本も）が脚色賞を受賞した同名原作小説の映画化で、内容については知らなかったのでほぼほぼ絶句、終盤は思わず落涙とりわけベン・ウィショーに泣かされてしまった。もしやこれはアーミッシュの物語なのか？と思ったら実際には05年〜09年にかけてボリビアで起きた事件がモデルだそうで、21世紀にそんなことがという驚きと宗教による刷り込みの強固さに暗澹とし、と同時に自分の国でも某真理教が世を震撼させたり今また某教会が社会にはりめぐらせた根の深さを思うと実は人ごとではないといううすら寒さもひとしお。。
余談ですが、メインキャストのルーニー・マーラとクレア・フォイはどちらもかつてミレニアムシリーズのヒロイン、リスベット・サランデルを演じており、ここにノオミ・ラパスも加わっていたらなあとつい妄想キャスティングもしてしまいました。
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