わたしは最悪。

オンライン試写にて。成績がよくルックスもよく多才なのに(あるいは、であるがゆえに)自分の直感や行動力や欲望に正直に生きることのむずかしさをかかえながら30代に突入したヒロインのままならない日々を描く、ノルウェーの名匠ヨアキム・トリアー監督作品。英語の原題「THE WORST PERSON IN THE WORLD」も邦題も一見ミもフタもない感じですが、「ああワタシって面倒くさい女」と人生の節目節目で感じている(にちがいない)ヒロインが次第にいとおしく「わかるよ、わかる…」と胸のうちで声援を送りたくなる、予測不能で時に落ち込み時に輝かしい人生賛歌。

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