スパークス・ブラザーズ

タイミングを合わせての公開さすがですという感じでまさしく「アネット」を見たらこれも見なきゃという勢いで昨日劇場にて。半世紀のキャリアを持つ伝説的というかカルト的というか一貫してロック界の異端児だった(らしい)スパークス・ブラザーズ(火花兄弟!)の素顔に「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」 のエドガー・ライト監督が監督としてそしてまたファンとしてせまるドキュメンタリー。えっあの曲は彼らのヒット曲だったのかしかもテクノポップの先駆けだったのかと今ごろわかったスパークス初心者な自分ゆえいろいろ目からうろこが落ちまくりの面白さでした。彼らの独特な楽曲の特徴の1つが「反復」というのも「アネット」と符号して遅ればせながら大いに納得。アメリカ出身で浮き沈みの激しい業界にあってドラッグもやらず(か、やったとしてもおぼれなかった)音楽一筋で身を持ち崩すことなく兄弟仲も鉄板で今日に至っているのは相当すごいこと。ちょびひげの兄ちゃんロン・メイルが前かがみになって腕を前後に振るステージパフォーマンスがあやしすぎて面白すぎて夢に出てきそうです。

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