ナイトメア・アリー

日劇場にて。自分はギレルモ・デル・トロ作品を全部見ているわけではないんですが超傑作「パンズ・ラビリンス」以来リスペクトしていて「シェイプ・オブ・ウォーター」も好きだったしその流れをこの映画に大いに期待していたので、そのせいか思いのほかショッキングでなかったということがちょっと意外でした。ぞわっとするダークな物語だし、キャストもすばらしいし(とりわけケイト・ブランシェット様の、トニ・コレットが普通のいい人に見えるほどのコワさといったら!)、なのにどうしてかなと考えるに自分は人間と人外の存在のクロスオーバーが見たかったというか勝手にそういう話と思い込んでいたのでした。人間の心の闇のその向こうにさらに広がる世界というか。。なのでブラッドリー・クーパー演じる主人公の人間くささがグロテスクさにまさっていた(他のメインキャラも総じてなにげにまともだった)のがちょっと惜しかったかなと思う次第です。何様な感想ですみません。

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