Netflixにて。パナマ文書事件をコメディ仕立てにしたS・ソダーバーグ監督作品でM・ストリープ主演、という前知識のみで十分期待して鑑賞。物語はいくつかのパートから構成されて群像劇のおもむきもありつつ、税金逃れのためのペーパーカンパニーの経営側とその詐欺的システムで被害を受ける側の２方向からの目線に大別され、前者を代表する人物をゲイリー・オールトマンとアントニオ・バンデラス、後者をM・ストリープが演じ、確かにコメディだけれど実にブラックで実話ベースだけに頭にきたりどんびきさせられる部分も多々ある（とくに薄熙来事件のパートはもろに実名だしぎょえっとなる場面も）とんがった問題作でした。これはなるほど劇場公開より家で気軽（？）に見られるネット配信のほうが不特定多数の人の目に触れそうで正解かも。面白かった！
