マダムのおかしな晩餐会

日劇場にて鑑賞。パリに住む裕福なアメリカ人夫妻がセレブたちを招いた晩餐会に夫妻のメイドが急遽招待客のふりで列席させられたのをきっかけに思わぬ恋バナに展開する、小洒落た短編小説のようなユーモアとペーソスの効いた人間ドラマ。ブルジョワのおふざけが巻き起こす悲喜劇の味わいは、ビターでありスイートでもあり。「ヘレディタリー 継承」で背筋を凍らせてくれたトニ・コレットの成金マダムぶりに「元気そうでよかった」とホッとしたり(全然関係ないけど)、おぢさま好きとしては夫役のハーヴェイ・カイテルのかっこカワイイ感じにきゅんとしたり、しかしなんと言ってもロッシ・デ・パルマの貫禄が最強でした。
公式サイトはこちら