十年 Ten Years Japan

日劇場にて観賞。香港の若手監督5人によるオムニバス映画「十年」(15)が深刻な世相の反映とメッセージ性でその年の話題をさらったのをきっかけにアジア各地で動き出した「十年」プロジェクト。先だってはTIFFにてタイ版「十年」が上映され、表題作は目下劇場公開中の日本バージョン。いずれもその国の近未来のディストピアを描いている中で、タイ版は全体に暗喩的な切なさやホニャララな突き抜け感(変な書き方ですがおちょくっているわけではありません)がただよっていたのに比してニッポンのは香港版のテイストに近いマジメかつ抑制的な、ある意味分かりやすい作り。個人的には最終話の人間味と最終話らしい(製作中から順番が決まっていたわけではないと推察しての感想)終わり方だったのが印象的でした。大賀、いいな。。
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