BNK48: Girls Don't Cry

昨日TIFFにて観賞。タイで2017年に結成されたAKB48姉妹グループBNK48の第1期生に選ばれたメンバーたちのマンツーマンインタビューを中心に、上位16人の席をあらそうセンバツをめぐる悲喜こもごもを映し出すドキュメンタリー。仲間なのにライバルでもある彼女たちの本音、希望、覚悟、焦燥、辛さも成長も達観もひっくるめてさまざまに揺れる感情が胸にひびいて、ナワポン・タムロンラタナリット監督もそうだったようですがこちらもすっかり親戚のおばさんの心境に。。かくいう自分、ごく初期の頃から全盛期あたりまでのAKB48にはけっこう入れ込んで自主的にというより誘われてではあるけれど秋葉原のステージを見に行ったり幕張まで握手会に行ったりといいトシして楽しみながらウオッチしてました。絶対エースの前田敦子が卒業(退団)したくらいから自分の中で何か1つの時期が終わって、姉妹グループも増えて今はもはや誰が誰だかほとんどわからんのですが、、、で、本家AKBもみんなほんと泣くんですよね嬉しくても悲しくても。そんなナイーブな年頃の女の子にとって、一過性でない人気アイドルあるいは実力派スターにまでなれるのはほんの一握りでその他大勢は次第にフェイドアウトしていく、特に卒業前はキラキラしていても卒業後はいつしか忘れられていくという現実のシビアさは相当なもの。なのでこの映画の中でもまだ十代なのに悲壮感をただよわせてるコがいたりすると国はちがっても勝ち残りゲームの残酷さや切なさは一緒だなと感じつつおばさんは彼女たちに心の中で声援を送っていたのでした。