先日試写にて鑑賞。猟奇的殺人事件を担当する不眠症の刑事が、殺された男が通っていた郊外の療養所で監禁状態にある少女と出会い、彼女を助け出そうとするが…。東京藝大の同期だった今野恭成監督と中国の若手映画人・張丹妮との親交が日中合作という形で身を結んだ、サイコホラーというジャンルでは初となる日中合作映画。説明的描写を極力排して観る者の想像力を刺激する一種アグレッシブな作りで、最後にそれまで自分の中で固まりつつあった解釈が空中分解したヤラレタ感は率直に楽しかった。全体に思わせぶりというか伏線が一気に回収されていく娯楽映画的突き抜け感がほしかった気はしますが、自分の頭がおいつかなかっただけかも。。
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