スターリンの葬送狂騒曲

劇場にて観賞。予告編の印象からドタバタなおバカ系かと勝手に思っていたら実際ドタバタで笑えるシーンも多々ありつつ予想よりずっとマジメな作りというか滑稽だけど素直に笑えないブラックさが満載で権力闘争のえげつなさがうすら寒いほどリアルな事実ベースの秀作。ちょっとこれオススメですよ。文革もこんなふうな娯楽映画になる日がいつかは来るのかなとかニッポンもマジ人ごとじゃないよなとかちらりと思ってみたりしながら見ておりましたが、タヌキおやじたちの喧騒の中で紅一点ならぬ紅二点のオルガ・キュリレンコアンドレア・ライズブローの掃き溜めの鶴のごとき美しさが印象的でした。
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