ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ

試写にて観賞。まず恥を承知で告白しますと自分は映画を見るまでジャクソンハイツってマンションの名称かと思ってました。なんとかハイツってニッポンにはよくあるし。。実際にはジャクソンハイツとはNYクイーンズ区にある、ヒスパニック系が多く住むエリアのことで167もの言語が話されているという人種のるつぼの最たる地域。そこに根をおろした人々の職場や集会の場にカメラが深く、しかもすばらしく自然体で分け入っていくフレデリック・ワイズマン監督の好奇心と問題意識と「愛」がすみずみまで満ちた3時間強のドキュメンタリーは、3時間超えは長いっちゃ長いんですが見ているうちになんだか自分がジャクソンハイツあたりを住処とするスズメにでもなった気分で愛着と親近感とこれからどうなるのかという心配がないまぜになりながらいつしか時間を忘れて見入っておりました。
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