君の鳥はうたえる

先日試写にて鑑賞。佐藤泰志の同名小説を原作とする、函館の街のかたすみで出口の見えないモラトリアムに甘んじながら肌身や言葉や期待や惰性でつながっている人々のひりひりとして繊細で煮詰まっていて時にはそれが滑稽味にも通じる純文学青春映画。主演3人の若いこじらせ感がつくづくしみる。そして助演だけれどいつも疲れていてそれが地顔になってしまったような萩原聖人がまたしみじみと良かった。
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