ドラッグ・ウォー

こと原題「毒戦」。試写にて観賞。今さらながらですが文句なしの面白さ。ざっつトーさん映画!でした。しかもラストはジョン・ウー映画もびっくりな(以下略)。こちらとかで来日時の監督談話を見ると、初のオール大陸撮影ということで検閲方面について「公安に関して不正確なことを言っていないか、公安のイメージを壊すようなことをしていないかをチェックされます」等々かなり妥協したらしい話をしてますが、まあ確かに警察側がもれなく正義感で仕事もすごくできるのは印象的でしたがどうしてどうしてハイライトのド派手さに加えて不条理感も盛り込まれてるあたり、監督さんは「これでも随分減らしました」「かなりカットしました」っていうけど一体もともとどんだけやるつもりだったのよ?と頬がゆるむくらいやりたい放題感あり。キャスティングもしぶいったらなく、鉄板の孫紅雷、大暴走する古天樂の絶妙な(おそらく計算された)噛み合わなさ(とことん褒めてます)、ワキも林雪はじめおなじみの香港メンバーは言うにおよばず大陸側の郭濤の使い方とかめっちゃツボでした(最初はずいぶん地味な役どころだなと思わせておいてあとからすごいことになるんですよええ)。
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