「マイ・サンシャイン」「アイ・フィール・プリティ」

今年の〆に何を観ようかなとちょっとばかり思案の末、同じ劇場で上映時間の接続が良い表題の2本を鑑賞。

「マイ・サンシャイン」は、養育者がいない子供たちを保護している女性主人公(ハル・ベリー)とガサツな隣人(ダニエル・クレイグ)の日々てんやわんやだが基本的に明るい生活が92年のロス暴動に巻き込まれて一変するヒューマンドラマ。実際の事件を背景にした憎悪や偏見や嫉妬が理性をすりつぶしていくような展開はなかなかにヘビーながらハル・ベリーダニエル・クレイグのキャラの濃さと相性の良さが笑いと救いを与えている感もありで見応え十分でした。公式サイトはこちら

ルックスにコンプレックスありまくりのヒロインがとあるアクシデントで自分が理想の美女に変貌したと信じ込みその自信が彼女を実際に光り輝かせていく「アイ・フィール・プリティ」はベタっちゃベタだけどある種の真実もコミで元気の出る中国語映画ふうにいえば励志電影。主演のエイミー・シューマーの捨て身?の好演はもちろんミシェル・ウィリアムズの芸達者ぶりにニヤリ&貫禄のローレン・ハットンにも胸アツ。「怪しい彼女」みたいに各国バージョンのリメイク作品が作られたら楽しいかも。公式サイトはこちら

というわけでシリアスからのコメディと、結果的に笑って〆となりました。