クイーン 旅立つわたしのハネムーン

昨日試写にて観賞。結婚式直前になってフィアンセに婚約を破棄され、深く傷つきながらもとりたてのパスポートを手に憧れのパリとアムステルダムへ単独ハネムーンを敢行したヒロインの成長を描く2014年のインド映画。それまでは家族とその周辺が自分の世界の全てといってよかったのが海外でカルチャーショックに直面しほんろうされていく箱入り娘の天然ぶりと意外なタフさが実に魅力的で、旧弊というか伝統的な結婚観への問題提起も盛り込まれてちょっと「マダム・イン・ニューヨーク」を思い出したりも。日本人じゃないキャストが日本人を演じているのだけは正直困っちゃうんですが、そのキャラ設定にも明確なメッセージ性が込められているのが深かった。この日試写でかかったのは残念ながら146分の完全版ではなくて、先行上映の時と同じものと思われる125分のインターナショナル版。正式公開(?)のさいは完全版での上映となるようです。21分の違いを確認せねば。。
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