ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦

劇場にて観賞。ナチスドイツ占領下のチェコを舞台に、在英チェコ亡命政府の指令によるナチス高官ハイドリヒ暗殺計画、通称エンスラポイド作戦を描いた実話に基づく物語。全編緊張感の連続で、「麦の穂をゆらす風」以来自分の中ではレジスタンスのイメージが強烈なキリアン・マーフィが今回もさすがの名演でヘビーな話なのだけれどついついうっとり見とれてしまいました。映画のテーマとしても非常にヘビーで、暗殺に成功したらどうなる失敗したらどうなると想定するのは自分たちの仕事ではなくあくまで命令に従うことだけを考えていた男たちの使命感、その結果どうなったかという結果論としてのやりきれなさ、ではどうすれば良かったのかという問いへの答えのなさに暗澹たる思い。
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