笑う故郷

昨日、試写にて観賞。アルゼンチンのサラスという田舎町に生まれ、若くして国を出て今やノーベル賞作家となった主人公。世界中からオファーされる式典やインタビューを断りまくり受けたオファーもキャンセルばかりしている彼が故郷サラスからの招聘にふと心を動かされて40年ぶりに帰還するが、小さな町をあげての歓迎ムードや昔の恋人との再会に胸温まったのもつかの間、旧態依然としたムラ社会の人間関係に振り回され…。滑稽で皮肉でイタくて不穏で、あっけにとられるラストまで予測のつかない面白さ。ふるさとは遠きにありて思ふもの、というフレーズがなぜか頭をよぎりました。
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