エル・クラン

劇場にて鑑賞。1980年代のアルゼンチンで実際に起こった連続誘拐殺人事件の映画化。一見普通のちょっとインテリっぽくて家族思いの一家の主人が近所に買い物に出かけるくらいのノリで人を誘拐してきては公衆電話で身代金を要求、家族の一部もそれに加担しているものだから、この親父なんなの?なんかの意趣返しなの?愉快犯なの?実は悪人なの?と最初はなにげに混乱。しかもほぼ全編にわたって音楽が能天気というかアガる系で、よく考えるとえぐい話なのに滑稽味が濃厚で不思議に面白い。ウソのようなほんとの話とはこのことなりでした。
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