エブリバディ・ウォンツ・サム!!

試写にて鑑賞。「6才のボクが、大人になるまで」のリチャード・リンクレイター監督の新作。「6才の〜」は主人公が大学生になったところで幕を閉じ、本作は物語はまったくちがうけれど主人公が大学生になったところから始まる…といってもそのほんの数日間の、地元を離れて宿舎に来たピカピカの体育会系新入生がルームメイトたちにほとんど乱痴気騒ぎのような洗礼を受けて新しい恋と友情と学業の世界に飛び込んでいくまでをハイテンションで描いた、青春のファンファーレといったおもむき。描かれている時代がはっきりいって自分が大学生だったときともろカブりするので、冒頭からがんがん攻めてくるディスコナンバーの数々がめまいがするほどなつかしすぎるのと、自分も宴会っちゅうとビールばっか飲んでたよなあ、最初に入ったご飯付き下宿はいろんな人がいて楽しかったなあとか思い出して遠い目になったんですが、ひたすらさかりのつきまくった若い男女がくりひろげるナンパと酒とパーティの日々には当時のアメリカの大学生ってこんなだったんかいと正直ボー然…。でも一人一人のキャラが見えてくるにつれてただバカやってるだけじゃないというか、こうして一気に子供から大人になっていくんだなというのもまた見えてきてちょっとうらやましいような心持に。
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