先日試写にて鑑賞。６歳のとき幼児的な母親に育児放棄され施設で育った16歳の問題児と、彼を更生させるために手を尽くすベテラン女性判事を中心とする物語。暴力的な反面ひどく傷つきやすい少年の自己コントロールのきかなさに見ているだけでこちらがストレス爆発しそうになりつつ、判事をはじめ教育係や施設スタッフの熱意とねばり強さに救われる思い。退任間近の判事を比類なき貫録で演じたカトリーヌ・ドヌーブに感服し、もとヤンから更生した教育係役のブノワ・マジメルのナイーブなやさぐれ感に萌え、主演のロッド・パラドという美少年がもともとまったくのしろうとでこの映画でスカウトされ演技の訓練を受けてデビューしたというのをあとから知ってびっくりでした。
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