DENKI GROOVE THE MOVIE? ―石野卓球とピエール瀧―

昨年、試写にて鑑賞。すでに年末から公開が始まっている作品の今ごろの紹介で恐縮ですが、もっと恐縮なことに自分はこの映画に関する情報を得るまで「電気グルーヴ」というバンド名は昔から耳なじみだったものの構成員の名までは知らず映画やTVでおなじみの演技派俳優ピエール瀧(敬意をこめて敬称略)がその1人であることを遅ればせながら知ってぶっとび、映画を見て二度ぶっとんだのでした。冴えわたるテクノサウンド、ゆるぎなくハチャメチャなパフォーマンスとミュージシャンとしてのスタンス、そしてコアメンバー2人の友情、そのいずれにも「ぶれないとはこのことか」と、いろんな意味で感服。この映画用の本人たちのコメントをとらない(か、とっていても使っていない)で数々の映像と彼らをよく知る人々のコメントだけで構成された、ある意味で当事者には何も言わせず外堀を埋めたような作り方もクールでした。とにかく何も知らなかったもんで(←しつこい)とても新鮮で楽しかった。ファンの人たちはきっとおすすめしなくても見ているんじゃないかと思うのであらためておすすめするまでもないでしょうが、自分みたいに「えっピエール瀧ってミュージシャンなの」って人にも(あんまりいなかったりして?)かなりおすすめです。
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