消えた声が、その名を呼ぶ

劇場にて鑑賞。約100年前、オスマン帝国（オスマントルコ）でアルメニア人が大量に虐殺され（一説には150万人とも）、その被害者の１人としてのどを切られ声を失いながらもかろうじて一命をとりとめた主人公が生き別れになった娘たちを探し求めて長い旅に出る…。今もトルコ政府が「虐殺ではない」と否定する事件をモチーフに、トルコにルーツを持つファティ・アキン監督が描き出す、絶望と希望が分かちがたく結びついた重く切ないヒューマンドラマ。
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