博士と彼女のセオリー

原題は「THE THEORY of EVERYTHING」。試写にて鑑賞。有名なS・ホーキング博士とその研究生活を支えた妻の物語、というととことん美談に終始するように聞こえるかもしれないけれどそれほど話は単純ではなかったという部分で一番ぐっとくるヒューマンドラマ。評判どおりエディ・レッドメインの好演は出色で、最近ではアイス・バケツ・チャンレジで知られるようになったALS(筋萎縮性側索硬化症)についてもより一般の関心と認識を高めることに大いに寄与するであろうと思われます。が、それとはまた別に個人的に最も印象的だったのは、「神を信じる人」(この映画においてはすなわちキリスト教徒)の「神を信じない人」に対する不思議なほどの心理的距離感でありました。
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