悪童日記

劇場にて鑑賞。
原作およびその続編を久しぶりに読み直したりして楽しみに待っていた1本。同名の原作のドライで鋭利で残酷で、それなのに、というかそのせいかかえって笑えない局面で奇妙なおかしみが影のようによぎっていく独特の緊張感が、深く寡黙な瞳の美しい双子の少年たちをキャストに得て生き生きと映像世界に投影されていました。製作の過程でヤーノシュ・サーシュ監督と親交を深めたという原作者アゴタ・クリストフ女史の完成前の死去があらためて惜しまれます。
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