小さいおうち

劇場にて観賞。婦人の日だからか婦人率高し…いや、シニア率も高かったので曜日は関係ないかも。終盤、そこここで涙をぬぐう気配がうかがわれました。
原作は未読ですが、純朴でつつましく良心のかたまりのようなヒロインが、とある非常時にとっさにきかせた機転がはからずも生涯ひきずる心の傷になってしまったことの切なさがひしひしと。。戦局が日増しに悪化する中で一般人はそれが知らされないどころかウソの情報が喧伝される時代の気持ちわるさもひとしお。昭和モダンな家のつくりは、昭和どまん中世代の自分としては、子どものころ通ってたピアノの先生のおうちとか、それなりにハイクラスな友達のおうちとか、ちょっとあんなふうだったなーとなつかしく思い出しました(赤い屋根ではなかったけど)。バージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」も大好きで、岩波の子どもの本は今もたぶん実家の本棚にほとんどそのままあるはず…今度行ったらかたっぱしから読み返したくなりました。
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