夏の終り

試写にて観賞。
瀬戸内寂聴尼の前身(?)瀬戸内晴美女史による表題作の映画化。原作は未読ですが作者の出家前の恋愛遍歴についてはそれなりに読んでいたのでなるほどかくもアクティブな半生だったのねと再確認しつつ劇中の人間関係の濃密さの見ていてこちらが消耗するほどの臨場感、ザッツ昭和な端正なレトロ感、男女3人の(主演陣が好演!)むきだしの人間味と色気のただならなさに、こういう時代がさほど昔でなくあったことへの感傷を覚えました。純文学の中の昭和は遠くなりにけり…。
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