いのちの林檎

昨日、試写にて観賞。
重度の化学物質過敏症に苦しむ女性が水道水はもちろん浄水器を通した水も飲めなくなってしまい生命の危機に瀕したとき、奇跡の林檎で知られる木村秋則氏の林檎を口にして生き返った思いをしたという現実。まさかそこまでと思うほど超微量な化学物質に反応して社会生活が非常に困難になってしまう病気の切実さ。自分自身はかなり鈍感なたちで花粉症くらいしかアレルギー的なものはないんですが(ピーク時にはかなり症状がひどいけどさすがにそれで生命的にどうこうなったりはしない)、はるか先のその延長上にあるといえるかもしれない、そしていつ誰がなんらかのきっかけでなってもおかしくないこうした一種の現代病についてもっと広く知られることの大事さをひしひしと思わされるドキュメンタリーでした。奇しくもこんな記事を目にしたりして、なんだってファッションをどーしろのメークをどーしろの香りつき柔軟剤を使いましょうだの、そんなんおえらいさん連中にいらん頭と金と時間を使ってもらわなくて全然いいっつーのとあいた口がふさがらない今日このごろ…。
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