「Girl in the Water」「誰にでも言い分はある」

本日が最終日のシネ・マレーシアにて観賞。結果的に9プログラム(つまりチケット9枚分)を見ることができましたが、総じて大いに満足です。そして例によってマレーシア行きたい熱ががぜん高まり中。会期中、Brahim`sのレトルトパウチを1本ごとに1つ、大盤振る舞いで配っていて(昨日配布終了)なんと8つもゲットできたのはラッキーでした。ので今日はビーフやらなんやらを炒めてクルマソースというのを使ってみましたが美味しくできました、ってかほとんど出来あいなので当たり前ですけど。それはさておき表題作、いずれも良かったですがとくに後者、ホー・ユーハン監督のドキュメンタリーはもともと親密だったマレーシアとインドネシアのある時期から火種をかかえることになってしまった国家間の関係性が実に分かりやすく示されていてすごく勉強になり、ひいてはニッポンと某近隣国の軋轢にも思いが及んだりして、個々の信念や宗教の違いがなんでそうなるのというくらいの集団的な敵対意識を醸成し武力衝突に至りかねない危険性と、そうさせないための智恵をどうやってひねり出していけばいいのか、その必要性とむずかしさをあらためて感じさせられました。本編上映前の疑似ホラー調で楽しい「上映中はお静かに」フィルムや「ブノハン」とかに顔を出しているマルチ才人ホー・ユーハン監督、相変わらず冴えてます。来日してくれたらうれしかったな。