The collector

昨日、シネ・マレーシアにて観賞。
ジェームス・リーってこういう映画を撮れる監督さんだったのね!(なにしろ劇中で自虐ネタにも使われている「美しい洗濯機」は正直いって自分としてはとんがりすぎててついてゆけなかったもので…)と目からウロコ落ちまくりのアクションコメディ。ジャッキー映画やドニー映画の影響を受けているかも?なアクションがたっぷり盛られて楽しいことこの上なく、ベタなコメディ部分は王晶映画さながらで、はい、ワタシはこういう映画が大好きなんです。華人系役者メインで台詞もおおむね広東語あるいは北京語で展開する中にも香港映画っぽく感じないのはビルの冷房がききすぎな香港と室内もなんとなく蒸し暑そうな(といっても旅行したときは普通にホテルとか冷房きいてましたけど)マレーシアの空気感の違いかしらなどと乱暴に考えてみたりも。それはともかくサニー・パン、その名前、しかと覚えさせていただきました。姐御度全開なヤオ・ヤンヤンたんも相変わらず魅力的で。ちなみに終盤の「ジャック・リム?」のギャグが分からなくて、多分現地の観客的には爆笑どころだったのでは?と思うと口惜しくて後から検索してみました。ジャック・リムってこの映画の主演の人のことかな。
にしてもかえすがえすも残念なのは同じ監督作品でありつつこの映画と対照的だというノワール・アクション「暗夜行路」が2度とも都合が合わずに見られなかったことで、絶対にDVDを買おうと胸に誓いました。