アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者

オンライン試写にて。自分自身は家でも外着もたいがいファスト系なくせにファッション関係のドキュメンタリーや映画は好きで、アンドレ・レオン・タリーの名前は知らなかったのですが見はじめてすぐ、あ、ドキュメンタリー映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」に出てきた巨漢のジャーナリストのことかと気づいておおっと盛り上がったら、本作のケイト・ノヴァック監督は「メットガラ」の監督その人でした(あとから知った)。「ヴォーグ」の名物編集長アナ・ウィンターが「彼から多くを学んだ」と語る、アフリカ系アメリカ人として初めて「ヴォーグ」のクリエイティブ・ディレクターになった究極のファッショニスタであり昨年永眠したアンドレ・レオン・タリーの、アナ・ウィンターもびっくり(とは描いてないけど)な強烈な個性とセンスと美学、あからさまな黒人差別のあった時代のアメリカ南部の育ちながら世界的成功者となったタフな人生を通じてセレブなファッションの世界へといざなわれる刺激的でファビュラスな一代記。見どころ多しでした。

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