モンスーン

日劇場にて。ベトナム戦争の影響で幼いころ家族とともに難民としてイギリスに渡り、両親の遺灰を故郷に戻すため30年ぶりにベトナムを訪れた主人公キット(ヘンリー・ゴールディング)の自らのルーツとアイデンティティをさぐる旅の物語。キットはネットを通じて一夜を共にしたアメリカ人の男とその後偶然再会し親しくなるが、彼にはベトナム戦争に従軍した父がいた。。監督は「追憶と、踊りながら」(14)のホン・カウ。本作はカンボジアベトナム→イギリスへとのがれた自身の経験をもとにした物語、ということを知らずに見たのですがあとからそうと分かってひときわしんしんと胸にせまるものあり。主演のヘンリー・ゴールディングがとても良くて、ずっと見ていられる感。「クレイジー・リッチ」以来引っ張りだこでいろんな役どころをこなしいつ見ても男前なのですが今回初めてかっこいいだけでなく俳優としての静かなすごみを感じました。ワタクシごとながらベトナムは一人でハノイに数日行ったことがあるだけで(短いながらも楽しかった。何を食べても美味しいし)サイゴン(現ホーチミン)はまだ。いずれまたぜひハノイと今度はサイゴンもできればフエとかも行ってみたいです(嗚呼それが実現する日が来るとよいのだけれど)。

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