リンドグレーン

日劇場にて。「長くつ下のピッピ」「名探偵カッレくん」といった名作児童文学の生みの親アストリッド・リンドグレーンは、いかにして作家としての道のりを歩み始めたのか。作者の経歴についてまるで知らなかったので、天真爛漫な十代の文学少女が父親ほど年の離れた男性との間に子をもうけるといったエピソードは驚きの連続。後から別の資料を読むと映画とは多少経緯の異なる部分もあるようでそこは解釈の相違なのか映画なりの脚色なのかは判然としませんが、少なくとも決して平坦な人生ではなかったようでそれがまた創作の力となりヒューマニズムの源泉であり強さであり続けたのかもしれないと、子供のころ夢中になって読んだなつかしい作品群を超久しぶりにまた読み返したくなりました。

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