パピヨン

劇場にて、本日初日。同名の経典的名作は昔見ているはずなんですがスティーブ・マックイーンがとにかくカッコよかったなという印象は強いもののいろいろ記憶が飛んでいて、今回思いがけず容赦なくヘビーな作りに居ずまいをただす思い。「上級国民」が支配する時代のフランスの黒歴史の1つとして今またリメイクされるべきタイミングだったのか、あるいはラミ・マレックという役者をこの物語が待っていたのか……先日までフレディ・マーキュリーだったとは信じがたいほどの小柄で華奢な体躯への驚きもこみでラミさんにひたすら見入ってしまいました。チャーリー・ハナムの不敵さ不屈さも、「男たちのナントカ」とうっかりサブタイトルがつきそうな(つかなくてよかった)主人公パピヨンと相方ドガ(本名ルイ)の関係性にもグッとくる。何よりこれが実話というのがとてつもない。

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