先日、試写にて鑑賞。1972年の沖縄返還にあたり、沖縄から核兵器を撤去させ、ベトナム戦争の出撃拠点としないことを確約させるため全力でアメリカ側と交渉し粘りに粘った外交官、〝鬼の千葉〟こと千葉一夫の情熱と執念、そして宮仕えの悲哀が交錯する、NHKで放映されたドラマを映画版として再編集した作品。オリジナルのドラマのこともこのような外交官がいたことも知らなかったのでスリリングな展開から目が離せず、胸アツな思いとともに、今の沖縄をあの世からもし千葉氏が見ていたらと思うといささか辛いものもありましたが、エンディングで映し出される本人の写真がどれもいい表情であることになんだか救われました。
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