子どもが教えてくれたこと

先日試写にて鑑賞。神経芽腫や腎不全、肺動脈性高血圧症といった深刻な病気を持つ撮影当時5〜9歳の子どもたち5人の日常を追った、自身も娘2人を難病で失った経験を持つフランスのアンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン監督によるドキュメンタリー。自分の病気のことをよく理解し(ニッポンと違ってこの国では幼い子に対しても病気の告知や説明をするらしい)、小さな哲学者のように思いがけず深い言葉を発する子どもたちと、我が子の負担やストレスに寄り添い見守りつつできる限り自由にポジティブに行動させようとする親や病院スタッフの優しさと明るさにタイトルどおり教えられること多々でした。何より、こうあるべき、というような作り手の主観や主張を感じさせない作りが好ましく、あたたかい。
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