オン・ザ・ミルキー・ロード

試写にて鑑賞。自ら主演も務めたクストリッツァ監督9年ぶりの最新作で、不毛な戦争が続く中、銃弾が飛び交う中をロバに乗ってミルクを運ぶ村の男と村一番の英雄の花嫁として連れてこられた美女をめぐる民間伝承的でスピリチュアルな恋愛悲喜劇。一体どうやって撮ったのかと思う蛇から鳥から羊からクマまで人間に負けない名演(?)ぶり(ほぼほぼ実写だそう)、どんな汚れ姿になっても美しいモニカ・ベルッチの神がかり的存在感、動物と音楽と人々の喧騒の向こうで生命と死が隣り合わせなクストリッツァ・マジックにひたりました。
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