あまくない砂糖の話

試写にて鑑賞。オーストラリアの俳優・監督のデイモン・ガモーが、人が1日の食事から平均で茶さじ40杯の砂糖を摂取していることを知り、医師や科学者や栄養士らプロの協力を得て自らを実験台に60日間茶さじ40杯分の砂糖を摂り続けてみたドキュメンタリー。といってもジャンクフードやスイーツなどの見るからに糖分糖分したものは避けて低脂肪ヨーグルトやシリアル、トーストやパスタ、ジュースなどを中心とし、総カロリーでいえば従来の肉や卵、ナッツ、野菜メインの食事よりも低いほど。なのに体重は増加、健診の数値は病気レベルに悪化、精神的にも不安定という“砂糖中毒”の症状があらわれて…。取材で飛んだ肥満大国アメリカでは、幼少期から清涼飲料水漬けの青年のボロボロの歯やコカコーラ社からの研究資金で砂糖の悪影響を否定する学者の姿なども。企業側からすれば“なんであれ摂り過ぎは身体にわるいし、それで病気になるのは自己責任”ということなんだろうけど、ヘルシーを標榜する食品にもたっぷりと砂糖が使われているのがよくわかってちょっとびびりました。ちなみに“超大物スターのカメオ出演”とプレスにあって、それが誰かはプレスでも触れられていないので書かずにおきますが確かに大スターでした。
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