デーウD

こと原題「DEV.D」。ウに濁点が付くのがいいのか付かないのがいいのかインド映画万年初心者の自分には分かりませんがここではとりあえず濁点なしで。評判はけっこう耳にしていて長らく気になっていたのをようやく重慶マンションで買ったDVDにて鑑賞。で、最近気になるナワーズッディーン・シッディーキーとカルキ・コーチリン(カルキ・ケクラン)が出ていること以外は有名な原作小説があることや何度も映画化されていることも知らずに見た(後から調べて知った)んですが、ほんとにすごく面白かった(←今さら)。ざっくりいうと、長年の恋人を自分から捨てておきながら結局忘れられず酒びたりになる上流家庭のだめんず息子と、つまらない誤解で捨てられて、からの一発逆転劇となるその恋人と、高校時代にやばい男と付き合ったせいで家族に見捨てられ風俗嬢をしながら大学に通う女(カルキ嬢・飾)の物語。実は、見ている間じゅうどれがナワーズ(以下略。相変わらずフルネームで覚えられん…)か分からずこれまた後から調べてあーーあの人だったかと思い出す始末でまことに面目次第もございません。でもとにかく印象的なショットや色づかいや音楽が夢に出てきそうな一種ポップなインパクトで、なんとなく「トレインスポッティング」のようだなと思ってたらこれまた本作の冒頭でダニー・ボイルに感謝という文言が出ていてそのダニー・ボイルこそは「トレイン〜」の監督なのでした。なんかいろいろ後付けで納得してこっぱずかしいけど遅ればせながら見られて良かった。そのうちあらためて見てみます。