郊外の鳥たち

こと原題「郊区的鳥」。試写にて。89年生れの新鋭、仇晟(チウ・ション)の長編デビュー作。18年の作品で、同年ロカルノ映画祭のオフィシャル・セレクションで紹介されたのち本国中国では19年公開予定だったのがのびのびとなり21年に正式公開、というのは鑑賞後に知ったのですが、「凱里ブルース」の畢贛(89年生れ)、「象は静かに座っている」の胡波(88年生れ・故人)に続く中国第8世代の新たな才能、というキャッチコピーにいつわりなき才気あふれる傑作。よくぞ買い付けてくれました! なのに何がどうすごいのかにわかには説明できない、「いや、なんというか、すごくないですかこれ?」というどしろーとな感動がまだ頭の中をぐるぐるしている状態。ひとまずはゆっくり反芻します。

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