モリコーネ 映画が恋した音楽家

劇場にて。ジュゼッペ・トルナトーレ監督による、濃密にして芳醇なる157分のドキュメンタリー。映画好きのはしくれとしてエンニオ・モリコーネの名はもちろんその名曲の数々に触れてきて幾星霜、自分としては最初の出会いはやはりセルジオ・レオーネ監督のウェスタンだったと思いますが(映画音楽名曲集?的なレコードも当時さんざん聴きました)、正統派たる絶対音楽と商業的な映画音楽のはざまで長年ゆれうごいてきた(時には監督が求めるスコアをゴミとまで言い放っていたとはw)ことはまったく知らなかったので、そうだったのかと意外でもあり目うろこでもあり。とはいえ結果的に巨匠として名監督たちから求められ続け運命的に映画と伴走してきたのもまた才能とプライドのたまもので、生涯現役だったキャリアの偉大さにただただ敬服。

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