AKAI

オンライン試写にて。(「陳情令」と並行して映画もちょこまか見ています)

かつて浪速のロッキーと異名をとった元プロボクサー赤井英和の、世界をめざした無敵時代、からの選手生命どころか生命そのものの危機にみまわれ乗り越えた人生の大転換期までを中心に、息子である赤井英五郎監督が往時の貴重な映像に現在のインタビューをさしはさみながら今ではベテラン俳優として知る人の方が多い(かもしれない)赤井英和の人物像に肉薄したヒューマンドキュメンタリー。子が親を撮るというのは他人が撮るより有利(?)かなと勝手に思っていたんですがプレスを読むと監督は12歳のとき自ら志してアメリカへ留学して以来長くアメリカで学生生活を送り(しかも大学時代に映像制作を学んだほかボクシングも始め現在は映画人であるとともにプロボクサーのライセンスを持つという多才ぶりでびっくり)、離れて暮らしていたためかどこか親しき中にも礼儀あり的な距離感がいい感じに第三者的視点と信頼感を作品にもたらして胸アツ。

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