アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2&3

先日、試写にて。17年にユーリー・ノルシュタイン作品をとりあげたシリーズVol.1に続く、川本喜八郎岡本忠成の立体アニメーションの特集上映。自分は都合により川本喜八郎作品のほうだけの鑑賞で、かつ人形アニメについてはしろうとすぎて論評的なことは何一つできないのですが、とくに「不条理三部作」と言われる「鬼」「道成寺」「家宅」は物語そのもののパワーも含めて畏怖の念にかられるほどのインパクト。人間世界の不条理、あわれ、おそろしさがシンプルに凝縮された古典的物語を生身の俳優による実写(あるいは舞台)とまったく異なるアプローチで映像化した人形芝居の表現力とリアリティは圧倒的でした。

公式サイトはこちら